彼女とデート

2003年11月1日
 
週末デートの約束をしながら
 
私は特急の到着時刻を連絡しそびれていた。
 
あわてて夜中にメールを送ったが
 
もちろん、返事なし。(笑)
 
 
 
仕事が終わって、
 
お昼過ぎ、駅から「今から行くよ」とメールしたが返事なし。(笑)
 
 
 
さて、彼女の住む街についてしまった。
 
むかえにきてくれると言っていたが、
 
どこで待っていればいいのだろう???
 
 
そもそも、どっちの改札口から出ればいいのだろう???
 
 
北?南? 
 
彼女から電話がきた。
 
「東口から出て。」
 
 
言われた通りに東改札を出る。彼女はいない。
ふらりふらりと、歩いてみると、また彼女からTEL。
「どこにいるの???改札口前にきて」
 
 
またふらりふらりと改札前に行くと、
「フラフラしてたらわからない!」と電話で怒っている彼女が立っていた。
 
 
ビシっと目が合った。
 
怖くなって、くるりと後ろを向いて隠れようとしたが、見つかってしまった。
 
 
「クルマを駐禁の場所に止めているから」と
彼女は私の左手をつかむと、グングン歩き出した。
 
 
私は、怒られたけれど、ニコニコしながらついて行った。
 
 
 
あ、なつかしいな。
 
昔も、こうやって、彼女に迎えに来てもらって、
ニコニコニコニコ、歩いたっけな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もう夕食の時間だった。
 
けれど、そんなにオナカは空いていない。
それに私は歯が痛いので固いものは食べたくなかった。
彼女はうどんに凝っているそうだ。
ぶっかけうどんを食べにいった。
 
かえりにおいしいらしい新作チーズケーキを買いに寄って、彼女の部屋に戻った。
 
 
 
テレビを見ながら色々おしゃべりをした。
 
ゆっくりと時は流れた。
 
 
 
彼女にプレゼントを渡した。
 
彼女はうれしそうに包み紙を開ける。
 
出てきたのは、クリスチャン・ディオール。
 
彼女がしげしげと見つめる。
 
私と香水と、交互に。
 
「どうして私の好きな香水のメーカーを知っているの?」
 
 
 
「どうしてだろうね?(*^。^*)」
 
 
昔、8年ぐらい前、好きだと聞いていたから。
まだ好きでいてくれて、良かった。
 
 
 
 
 
 
 
シャワーを浴びて、ベッドに入った。
 
 
彼女からリボンの包みを渡された。
 
「私からもプレゼント」
 
彼女からのプレゼントは1冊の本だった。
 
”ありふれた日々の中、
 忘れたり思い出したりしながら、
 時々ぎゅっとかみしめる、
 「ずっと」という奇跡。”
 
 
 
うれしくなるような本だった。
彼女の気持ちが言葉として贈られたような気持ちがした。
 
 
 
 
 
 
 
彼女はたくさん話してくれる。
 
彼氏の話しもしてくる。
 
私は彼女の彼氏には興味はないけれど、
話してくれることは拒む気持ちも起こらず、耳を傾けた。
時々彼女は私の彼氏はどうだ?と訊いてくる。
短く、本当のことを答える。
 
ながく、ながく、ベッドの中で
修学旅行のように語り明かすうちに、
彼女が私の彼氏のことを質問するものだから、
答えたあとに、ポロリと質問以上のことを付け加えた。
 
彼女「彼氏はやさしいんでしょう?」
 
私 「あんまりやさしくないよ。ボヤっとしてるし」
  「でも落ち着けるかな?」
 
 
 
 
その時だ。
 
彼女はしばし沈黙の後、
「彼氏のついて、私が質問した時は答えて。
 でもそれ以外の時は話さないで。」
 
「これは今後のルールです。」と言った。
 
 
 
 
 
 
・・・・(゜o゜)???
 
 
にやにやにや〜( ̄ー ̄)
 
私「あなたはずいぶん自分の彼氏のこと話してたと思うけど?(笑)」
 
 
彼女「私はいいの!(笑)」
 
 
私「ハイ、わかりました。・・・・ごめんね?」
 
 
 
 
ちょっと焼きもちを焼いた彼女を抱きしめて、
 
全ての照明を消して、窓から入る月明かりの中、
 
私と彼女は、ゆっくりと、お互いのカラダを手のひらで指で確かめ合った。
 
 
 
 
月明かりの、青い、白い光線がベッドに注ぎ込む。
 
 
彼女は、私の服を全て脱がせて、
 
 
「・・・キレイだ。」とつぶやいた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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