MRI体験
2003年12月2日更新が遅れて申し訳けありませんでした。
8月から病院通いをしていたのですが、
一応経過観察ってことで
基本的に病気のことはそのままにしていました。
悪化しないように祈るだけ〜。
ですが11月の定期診察で
超音波でみたところ「影があるなぁ〜、腹水か?」
と軽く主治医はつぶやきながら、
「一応MRIやっとこうか」と予約。
そりが今日でした。
仕事を午前中だけ休むことにしました。
朝、やっぱり病院に出掛けることに気が乗りませんでした。
だって、大きい病院で、いまだにシステムに馴染めないんだもん。
紹介状なしだと診てくれないから
あんまりこの病院に詳しい人いないし。
って、なににグズグズしているかというと、
今日、どこに受付したらいいかワカンナイから。(爆)
早朝、彼女からメールがきた。
「おはよ!今日は早起きしたから早めに出勤してます。」
私は、つい甘えて泣きを入れた。
「今日はMRI。行きたくない。」
まあ、グズグズしてられないのでシャワー浴びたり、歯磨きしたり、親にMRI受けると告白したりしていたら予約時間30分前になった。
やばい、遅刻だ!と部屋に戻ったらケータイが鳴った。彼女からだった。
彼女「大丈夫?起きてる?」
私 「うん。まだパジャマだけどね。」
彼女「検査イヤでサボるんじゃないかと心配でさ」
私 「行くよ〜(照れ)ごめんね。ありがとう」
彼女に励まされて超特急で仕度をして家を出た。
MRI予約票を読んだら集合場所が書いてあった。(笑)
ギリギリで受付するとすぐさま血圧体温計測・体調問診をされ、検査棟に案内される。入口でMRI看護婦さんに引き渡され、靴を預け、検査着に着替えたら立派な病人みたい。おじさんもおばさんもストレッチャ―の重病人も同じ服装で順番待ち。これだけでちょっと笑えた。
そして訊いてないか訊いたけど忘れただけか造影剤を使うと申し渡された。やさしい看護婦さんに処置をしてもらう。「長めの針です。ごめんなさ〜い。」ハイ、痛いです。ちょっとね。そしてMRIに入ってから造影剤を入れるとかで針の先には超長い管が付いていて、腕にグルグル巻かれてテープで止められました。再びロビーに戻ると、私が1番重病人みたい(笑)。他の人は誰も造影剤の管まいてなかったもの。ジロジロ見られました。
ほどなく私が呼ばれました。貴重品ロッカーのカギを預けて、看護婦さんと検査技師さんに導かれMRIのベッドに上がり、頭や腰の位置を微調整。固定すると聞いていたから手錠並の金属をはめられるのかと思っていたら、マジックテープでソフトに抑えるだけ。そして呼吸のタイミングをみる機械をオナカに乗せ、なにかあったら押せとコールボタンを右手に握らされ、「撮影のタイミングがズレるから深呼吸はしないでね。」とベッドはMRIのトンネルに吸い込まれていった。
狭いと訊いていたが本当に天井が目の前でこれは狭い!(だから狭いって言ってるじゃん(笑))
私はチビッコだからいいけど、体格の良いおじさんだったらギュウギュウじゃねえ?
などと取り敢えず息を呑んでトンネル内に収容され、怖くないなとひとまず安心、ほっと一息。やべ!深呼吸しちゃった。(爆)
そりからは噂の騒音を堪能する。
ガリッガリッガリッ。クォクォクォ。トントントン。ドドドドド。
工事現場に放り込まれたと友達が言っていたけれど、先輩の「アフリカ人が音楽に合わせて踊っていた」が1番当たっていた。可笑しくって声を出して笑いそうになる。
そして色んな音が機械チックでなんだかディズニーランドのアトラクションみたいだ。宇宙に飛び出しそう。(謎)(笑)
( ゜o゜)ハッ監視カメラ付いてないかな?(・_・ ) ( ・_・)キョロキョロ
アタマを動かしたらたぶんダメだと思うので目玉だけキョロキョロしてみたが無かった。
・・・さて、MRI内の見学にも飽きてきた。
お?そういえば造影剤は注入されているのか?
入れると暑くなったり蕁麻疹など副作用が出たらコールして下さいと言われていたが、「『入れます』と声をかけるとビックリして動く恐れがあるので」こっそり入れますと言っていた。(笑)
腕の管を見たい。(~ヘ~;)ウーン
でも、動いたらダメだ。
見たい。ダメだ。見たい。ダメだ。
騒音の中、強い葛藤と長時間戦い、なんとか理性が勝利した。動かなかった。
すると、ヘッドホンから音楽が流れ出した。
おだやかなピアノ曲。
私は最近ピアノ弾けたらなぁ〜と妄想を抱いていたのでピアノの音を聴きながら、自分がこんな風に弾いたらカッコいいぞぉと音楽に夢中になった。
しばしピアノ妄想にふけっていたが、ふと疲れたことに気が付いた。
なんとなく体がしびれてきた。じーっと動かないから血行が悪くなったらしい。ぜひともベッドを低反発マットレスに改良すべきだな。それから、天井の壁紙が「雲と青空」というMRIも聞いたことがあるが、絶対ダメだ。天井が近すぎて、青空なんてチカチカして吐き気がするだろう。閉所恐怖症の友達は二度とMRIには入らないと宣言している。病気か分からなくて結構。分からないまま開腹手術を受けることを選びたいそうな。(笑)
でも、その友達は「もしもスケルトンなら耐えられるかも」と言っていた。うん、それは悪くない。全部がスケルトンというのもカッコ悪いので顔の位置に小さな窓があるだけでもいい。閉所恐怖症の人達への新しい希望が見えてきた。(*^^*)
あ〜〜・・・飽きた。
一人遊びも限界だ。
ドンドンガンガン騒音のリズムに合わせて体を揺らしたら怒られるだろうし、あまり真剣に考え事をすると私は呼吸を止めたりため息をついたりするからやっぱり怒られるだろうし、なにかあったらブザーを押せと握らされたが、手がしびれてきた。かといって手放したら本当になにかあってもブザーが押せないし。
そりとも、ブザー押して、検査技師さんと少しおしゃべりでも楽しもうかな?
と真剣に検討していたら、「終了です。」と声をかけられた。
大丈夫ですか?具合いの悪い所はないですか?
と親切な技師さんと看護婦さん。
「楽しかったです(^-^)ニコ」
と言いたかったが、重病の人もいるだろうし大人しく「大丈夫です。(^-^)ニコありがとうございました」と挨拶した。
ホントは一服したいところだが、診察を受けなければ。急いで外来に戻った。
は〜。
彼女にメールを打つ。
「終わったよ。なかなか刺激的な体験でした。」
ひゃー、長く書きすぎた。
ここまで読んでくださった人、ありがとう。(笑)
次回、診察辺は来週です。m(_ _)mゴメン
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