病院からラブレター

2004年1月28日
 
先週行った病院からお便りが届いた。
 
腫瘍マーカーの血液検査をしてきたんだけど、
 
それの結果報告。
 
 
主治医のH先生直筆で
 
数値100↑(標準値35以下)
 
とあった。
 
↑とは前回より数値が上がったという意味だろう。
 
 
 
なんじゃこりゃ!?( ̄□ ̄;)
 
秋には40だったハズですが??
 
2倍以上に上がっているじゃん。
 
ネットで検索するも、いやなサイトでは
 
0〜35     問題なし
 
35〜100   良性疾患
 
100〜1000 癌
 
 
100って、やだな・・・。(笑)
 
 
 
 
ま、特にすぐ受診しろとは書いていなかったので
 
先生の予想範囲内の数値なのでしょう。
 
それに私はとくに治療していないからね。
 
治療ならクスリはないらしい。
 
手術。
 
でも、手術するのも、
 
今のところ自覚症状がないから積極的には勧められてない。
 
 
ただ、1〜2ヶ月に1度の診察のみ。
 
悪性化してないか見守っているだけ。
 
 
 
そういう病院の対応に
 
親や、彼女や、彼氏は、
 
別の病院にいって診てもらったらどうだ?と勧める。
 
 
病気だとわかっているのに治療しないなんて。
 
病気を治さないなんて。
 
 
そう思っているみたいだ。
 
 
 
いや、だから、
 
それでいいんだって。
 
 
担当の先生が手術と言わないかぎり
 
私は経過観察でかまわないの。
 
 
他の病院なんて怖いから行きたくないよ。(笑)
 
 
以前彼女が1日中攻めてきた。
 
責めるんじゃなくて攻撃してきた。
 
大きな都市の病院で見てもらえって。
 
「嫌だ」と私はすべて拒否。
 
 
 
「待ち時間メール交換してあげるから」
 
(`ヘ´) 行かない。
 
 
「有休取って一緒に行ってあげるから」
 
(`ヘ´) 行かない。
 
 
「診察室まで一緒に入ってあげるから」
 
(`ヘ´) 行かない。
 
 
「検査する時もそばにいて手をつないであげるから」
 
(`ヘ´) 行かない。
 
 
「待合室で待っているのがイヤなの?」
 (ドキドキして怖いの?)
 
(`ヘ´) ちがう
 
 
「検査がイヤなの?」
 (MRIとかCTとか超音波とか大掛かりだから?)
 
 
(`ヘ´) ちがう
 
 
 
 
彼女
「・・・病院行かないのなら、もうデートなしだよ。」
 
 
(`ヘ´) ・・・行かない。
 
 
 
彼女
「・・・自分のこと大事にしないなら、お別れするよ。」
 
 
 
( -へ-)・・・別れてもいいよ。
 
 
 
 
彼女
「あのね!癌だったら?死んだらどうするの!?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

死んでも、いいよ。
 
私は病気で死んでもしょうがないと思っているよ。 
 
いずれみんな死ぬんだから、
 
むりやり生きようとしてもいつかは死ぬんだよ。
 
病気に逆らわないで自然に病死することが
 
悪いこととは思っていないよ。
 
 
 
 
ただ、キミが悲しむのはかわいそうだとは思っているよ。
 
 
もしも、癌だったら。治療のしようがなかったら。
 
私は楽しく遊んで、それから自殺するつもりだった。
 
でも、自殺はやっぱり出来ないから、
 
最後は家族の元で、静かに過ごすつもりだよ。
 
 
弱ってきたら、キミの前から姿を消すから。
だから、探さないでね。
 
 
 
 
と、彼女に語ったら、
 
彼女はなんとも読み取れない表情をした。
 
そして、もう、あれっきり、攻めてはこなくなった。
 
時折、定期検査行ってる?とかクスリ飲んでる?
と訊くことはあるけれど、
病院さぼったりクスリ飲んでいなくても
命令はしない。
 
やさしく、さりげなく、
ただ待つだけだ。
 
 
私がその気になって
通院したりクスリを飲んだと報告した時に
 
やさしく、やさしく、
 
しっとりと、
 
黙って抱きしめてくれる。
 
がんばったねとも、えらかったねとも言わない。
 
 
「好きだよ」
 
 
耳元で、そうつぶやいてくれるだけだ。
 
 
 
 
 
 
 

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